卒業旅行中に留年します。

22歳大学四年生(内定持ち)。留年まっしぐら。人生最大の絶望のなかブログ書いてます。

自作コント【蜘蛛】

どうも。しいたけ酎ハイです。

暇潰しで作っていた自作コント載せます。

あはは。


【登場人物】
・父親(28歳、ナレーションのみ)…A
・子供(4歳、ナレーションのみ)…B
・青年(19歳)...B
・ひったくりに会う男性(57歳)...A
・男性(43歳)...A
・?A(ナレーションのみ)...A
・?B(ナレーションのみ)...B

 

 

父親:「あきら、何をしてるんだい?」

子供:「クモ見てる!」

父親:「蜘蛛の観察か。どれどれ。」

子供:「あ!見て!あの蜘蛛、あっちの蜘蛛が捕まえた蝿を盗んだよ!」

父親:「本当だ。あの蜘蛛は、あっちの蜘蛛が餌を捕まえるのを狙っていたんだ。他の蜘蛛が捕まえた餌を取ることで、効率的に餌を得てるんだよ。とても頭が良いね。」

子供:「え、でも他の人のものを盗るなんて泥棒じゃん!悪いことじゃないの?」

父親:「あの蜘蛛も自分が生きていくために必死なんだ。生きるためには仕方がないことなんだ。だから、良いも悪いもないんだよ。」

子供:「でも、なんだか盗られた蜘蛛が可哀想だよ。」

父親:「確かに可哀想に思えるかもしれない。でもね、自然界は弱肉強食。強いものだけが生きていけるんだ。」

子供:「そっかー。」

父親:「けど確かに泥棒はいけないことだ。私たち人間は、蜘蛛とは違う。だから他の人の物を盗むのは絶対に駄目だぞ。」

子供:「うん!わかった!それにしてもこの蜘蛛、なんだか変わった形をしているね。なんか木の枝みたい。」

父親:「ああ。恐らくこれは、体を木の枝に似せることで、他の生き物を騙してるんだ。敵から見つかりにくくしたり、餌を捕りやすくしてるんだよ。生きていく為の進化だね。」

子供:「生き物の進化って凄いね!」

父親:「そうだろう?」

子供:「でも、他の生き物を騙すなんて、なんかずるいね。」

父親:「ははは。確かにずるいって思うかもな。でもな、自然界は弱肉強食。みんな生きていく為に必死なんだ。」

子供:「そっか…。」

父親:「お前は正義感が強いな。お父さんはその気持ち、大切にしてほしいと思ってる。それに、これも自然界では生きるために仕方がないことだが、私たち人間は別。他の人間を騙すことは詐欺と言って、絶対にしてはいけないことだ。」

子供「うん!」

父親:「お前は良い子だ。」

子供:「あ!この蜘蛛、お腹にいっぱい子グモがいるよ!」

父親:「本当だ。世界にはね、子蜘蛛が親蜘蛛を食べちゃう蜘蛛もいるんだよ。」

子供:「え!なんで!?なんで食べちゃうの!?」

父親:「ん~これはお父さんにもよく分からない。でもね、恐らくこれも、生きていく為には必要なことなんだ。」

子供:「そうなの?」

父親:「ああ。生き物はね、みんな生きる為に必死だ。生きる為に進化していく。だからね、一見私たちには理解できないことでも、その生き物にとっては必要なことなんだ。この蜘蛛にとって、親を食べることは生きていく為に必要なことなんだ。」

子供:「なんだか蜘蛛って可哀想な生き物だね。」

父親:「そうかもなぁ。でも、蜘蛛にとっては全て生きる為には当たり前のことだから、悲しいとは思ってないんじゃないかな。」

子供:「そっか…僕、人間でよかった。僕はお父さんのこと絶対に食べないよ!」

父親「ははは!ありがとう。さぁ、そろそろ家に帰ろう。」

 

~15年後~

中年の男性は、封筒の中を覗くと、嬉しそうに笑みをこぼす。

すると、そこに青年がサッと近づき、男性の持っていた封筒をひったくった。

一瞬の出来事だった。

走り去る青年。

男性:「ど、泥棒ー!!」

男性は必死に追い掛ける。

しかし、青年の姿はすぐに見えなくなってしまった。

男性:「返してくれ!やっと稼いだ給料なんだ!頼む!」

悲痛な叫び声が響く。

しかし、青年が戻ってくることはない。


?B:「あ!あの人間、あっちの人間のお金盗んだよ!」

?A:「本当だね。他の人間の稼いだお金を取ることで効率的に自分のお金を得てるんだ。とても頭が良いね。」

?B:「え、でも他の○○の物を盗るなんて泥棒じゃん!悪いことじゃないの?」

?A:「あの人間も自分が生きていくために必死なんだ。生きるためには仕方がないことなんだ。だから、良いも悪いもないんだよ。」

盗られた男はガックリと肩を落とす。

男:「うぅ...。」

?B:「でも、なんだか盗られた人間が可哀想だよ。」

?A:「確かに可哀想に思えるかもしれない。でもね、自然界は弱肉強食。強いものが生きていけるんだ。」

?B:「そっかー。」

?A:「けど確かに泥棒は悪いことだ。私たち○○は、人間とは違う。だから他の○○の物を盗むのは絶対に駄目だぞ。」

?B:「うん!わかった!」


青年は都内の雑居ビルに入ると、自分のデスクに座り、いつも通り仕事を始める。

青年:「もしもし...ばあちゃん?俺だよ...。うん...タクミだよ...。実は、人を跳ねちゃって...うん...。示談金が必要なんだ...。...300万。」


?B:「あの人間は何をしてるの?」

?A:「あれはね、年老いた人間を狙って、その子孫のふりをして、年老いた人間からお金を得てるんだ。」

?B:「え!?本当は子孫じゃないの?それなのに騙せるの?」

?A:「あぁ。鳴き声でうまく相手の子孫の真似をしているんだ。生きていく為の進化だね。」

?B:「生き物の進化って凄いね!」

?A:「そうだろう?」

?B:「でも、他の人間を騙すなんて、なんかずるいね。」

?A:「ははは。確かにずるいって思うかもな。でもな、自然界は弱肉強食。みんな生きていく為に必死なんだ。」

?B:「そっか...」

?A:「お前は正義感が強いな。お父さんは気持ち、大切にしてほしいと思ってる。それに、これは自然界では生きるために仕方がないことだが、私たち○○は別。他の○○を騙すことは詐欺と言って、絶対にしてはいけないことだ。」

?B:「うん!」

?A:「お前は良い子だ。」


青年の父親:「おい!あきら!」

青年:「お、親父...」

青年の父親:「ついに見つけたぞ!」


?B:「あれ?他の人間がきたよ?」

?A:「本当だね。」

?B:「この人間の親かな?」


青年の父親:「お前…まだこんなことやってるのか!」

青年:「…」

青年の父親:「昔から本当にどうしようもないやつで…急に家を出ていって音信不通になって…やっと見つけたと思ったらお前、こんなことしていいと思っているのか!」

青年:「うるせーな!お前には関係ねえだろ!」

青年の父親:「なんだと!親に向かってなんだその口の利き方は!」

青年:「放っといてくれよ!」

青年の父親:「放っておける訳ないだろ!自分の息子が犯罪を犯してるんだぞ!」

青年:「なにが家族だ!今まで散々放っておいたくせによ!」

青年の父親:「なんだと?」

青年の目には涙が浮かんでいた。


青年:「お前は昔から仕事仕事で殆ど家にも帰らず…運動会、音楽会、授業参観、一度だって来てくれたことねぇじゃねえか!」

青年の父親:「俺はお前たち家族の為を思って…」

青年:「3年前、母さんが交通事故でトラックに跳ねられたときもお前は仕事で海外で…2日後お前が病院に着いたとき、母さんはもう死んでた!」

青年の父親:「…」

青年:「母さんはいつも悲しそうだった!でもな、母さんはいつも言ってた!「パパを責めないで。」って!それでもやっぱり俺は、お前のことが許せねぇんだよ!」

青年の父親:「…」

青年:「そんなてめぇが今更、家族とか親とかぬかしてんじゃねぇ!」


?B:「なんだか二匹ともよく吠えてるね。」

 

青年の父親:「…警察に電話する。」

青年の父親は携帯を取り出す。

青年:「は!?ふざけんな!」

青年の父親:「当たり前だろ!」

青年:「ちょっと待てよ!」

青年は父親の手を掴む。

二人は取っ組み合う。

青年の父親:「離せ!」

青年:「やめろよ!」

熱くなる二人。

父親は青年を突き飛ばす。

そして、警察に電話をする。

青年の父親:「ハァハァ、もしもし、警察ですか?」

青年:「くそっ…」

青年は、机に置いてある陶器の灰皿を手にする。

青年:「うおーー!!」

ガンっ

青年は、父親の後頭部を灰皿で力一杯殴りつけた。


青年の父親:「うっ」


そのまま動かなくなる父親。


?B:「あれ?動かなくなったよ?」


青年:「ハァハァ...」


父親は死んだようだ。


?B:「ねえ自分の親を殺しちゃったよ!」

?A:「本当だね。」

?B:「ねえ!なんで?なんで殺しちゃったの?」

?A:「ん~これはお父さんにもよく分からない。でもね、恐らくこれも、生きていく為には必要なことなんだ。」

?B:「そうなの?」

?A:「ああ。生き物はね、みんな生きる為に必死だ。生きる為に進化していく。だからね、一見私たちには理解できないことでも、その生き物にとっては必要なことなんだ。この人間にとって、親を殺すことは生きていく為に必要なことなんだ。」


青年:「ハァハァ…」

青年はゆっくりと、動かなくなった父親に近づく。

青年:「あぁ…」


父親の顔は、まるで静かに眠るようだった。


?B:「なんだか人間って可哀想な生き物だね。」

?A:「そうかもなぁ。でも、人間にとっては全て生きる為には当たり前のことだから、悲しいとは思ってないんじゃないかな。」


自分のしたことを後悔し、涙を流す青年。

しかし、いくら後悔しても、もう遅い。

彼の父親が生き返ることはないのだ。


?B:「そっか…僕、○○でよかった。僕はお父さんのこと絶対に殺さないよ!」

?A:「ははは!ありがとう。さぁ、そろそろ家に帰ろう。あきら。」

 

内定先に留年したことをメールしたときの返信

どうも。しいたけ酎ハイです。

 

 

 

 

仕事を辞めたのでやることがなく、毎日YouTubeでお笑いばかり観ています。

 

 

 

 

今回はこちらの記事の続きから書いていこうと思います。

 

卒業旅行中に留年が確定し、内定先にメールを送ったところまで書きました。

 

 

今回は、留年したことを内定先にメールして、それに対して会社からどんな返信が来たのかについて書こうと思います。

 

 

 

 

 

いよいよウユニ塩湖に行ける。僕はワクワクしていた。

 

 

留年が確定した日から二日後(3月6日)の朝、ウユニの街にいる僕は人生で一番ワクワクしていました。

 

 

 

 

前日(3月5日)の夜中にウユニの街に着いたとき、街は真っ暗。

 

 

ウユニはボリビアの中でも観光地化されており、治安は悪くはない方なのですが、それでもやっぱり夜は人が少ない。

 

 

なにより野良犬の数が尋常ではなく、遠吠えがひっきりなしに聴こえてくる。

 

 

宿を探して街を散策している途中、野良犬の群れに追い回され二人で滅茶苦茶ビビりました(結局なにもされませんでしたが、旅行中一番のトラウマです)。

 

 

そのため、せっかくウユニに着いた僕たちですが、その時はとにかく泊まる宿を探すのに必死で、夢の街に着いたことをそこまで実感できていませんでした。

 

 

 

なので、次の日の朝に明るくなったウユニの街に繰り出した僕たちは、やっと自分達は念願の場所「ウユニ塩湖」への入り口にいるんだということを実感し、感動に包まれていました。

 


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勿論、留年が確定したことについて落ち込んでないワケではないですし、これから僕はどうなるのか不安で仕方ありません。

 

 

 

しかし、それよりも

 

 

今から遂にウユニ塩湖に行ける

 

遂に夢が叶う

 

 

という気持ちが、その時の僕の中では勝っていました。

 

 

 

 

 内定先に留年したことを伝える場合、直接会って伝えるのがマナーです。

 

 

実は昨日、留年が確定した次の日(3月5日)の朝に、僕はオルーロのホステルで内定先にメールを送っていました。

 

 

メールの内容はこんな感じ。

 

「留年してしまいました。今ボリビアにいるので、日本に戻ったら一度お話させていただけないでしょうか。」

 

 

 

本当は留年した場合、内定先の企業にはすぐにでも会社にお伺いして直接伝えるべき。

 

直接でなくても、最悪電話するべきです。

 

 

しかし、その時ボリビアにいる以上、すぐに会社に行くことは不可能。

 

電話も繋がらないし、メールをするしかありませんでした。

 

 

 

 

いや、そこはすぐにでも卒業旅行を中止して日本に帰国しろって?

 

 

それは僕も考えました。

 

 

しかし、もし仮に留年が確定したその日から日本に帰るとしても、ボリビアのオルーロから日本までは約一週間はかかります。

 

もともとその日から日本に帰るまで9日かかる予定だったので、そんなに変わりません。

 

 

しかも、今予約している日本への飛行機の便をキャンセルして、新しい便を買う余裕など、学生の僕にはありませんでした。

 

 

更に、一緒に旅行をしている友達一人をボリビアに置いてきぼりにして、僕だけ日本に帰ることはできません。

 

もし帰る場合は、その友達も一緒に帰ることになります。

 

僕から旅行を誘っておいて、それは流石に出来ません。

 

 

そして何より、僕の人生で唯一の夢、

 

「ウユニ塩湖に行くこと」

 

 

が叶う目前で、おめおめと日本に帰るわけには行きませんでした。

 

 

まあ簡単に言うと内定より夢の方が大事だったんです。

 

 

 

 

...とまあカッコつけて言っておりますが、本当はすぐにでも日本に帰って内定先に謝るのが社会常識ですし、人間としてのマナーですので、僕みたいにはならないでください。

 

 

 

 

人事の方から返信が。その内容とは。

 

 

まあかくしてメールを送った僕なのですが、その後、オルーロからウユニまで電車で丸一日移動している間、ネットが繋がらないのでメールを見ることは出来ません。

 

 

ウユニのホステルでWi-Fiを繋ぐまで、僕は不安に駆られながら電車に揺られていました。

 

 

そして、泊まるホステルを見つけ、Wi-Fiを繋ぐと、人事の方から返信が来ていました。

 

 

 

 

 

「正直とても驚いています。しかし、入社の時期を遅らせる対応が可能です。とりあえず、卒業時期がわかり次第教えてください。日本に戻ってきたら一度お話ししましょう。」

 

 

 

 

僕はビックリしました。

 

と同時にホッとしました。

 

 

 

取り敢えず1次予選通過。

 

 

 

どういうことかというと、この時点で「内定取り消し」通知がなされなかったってこと。

 

 

 

僕は正直、返信が来る時点でそれは内定取り消し通知だと思っていました。

 

 

 

というか、ネットにはほとんど、「留年した場合、8割方内定取り消しになる」と書いてありました。

 

 

そしてその通知は、留年を伝えたらすぐになされるものだと思っていました。

 

 

なので、入社時期を遅らせて対応可能というのはとても驚きました。

 

と同時に少し安心しました。

 

 

 

 

 

僕はメールに対してこう返信しました。

 

 

 

 

「卒業は9月になりそうです。」

 

 

 

僕の通う大学は「秋卒業」というものがあり、留年や留学で単位が足りない学生は、前期(4月から7月)の授業で卒業要件単位を取得した場合、必ず9月に卒業するという決まりがあります。

 

これは、前期で卒業要件単位を取得した学生は全員9月で卒業しなければならず、「前期で卒業要件単位を取得したけど9月で卒業したら次の年の新卒採用に応募できないので、後期分も学費を払って来年の3月に卒業しよう」ということはできません。

 

卒業要件単位を取得したにも関わらず卒業しない学生がいると、学生の数が増えてしまい、人数制限のある授業の応募が増えて受けたい授業を受けれなかったり、学校が学生でパンパンになってしまうからです。

 

留年者がいようが、大学には毎年多くの学生が入学してきます。

 

大学はなるべく学生をどんどん卒業させたいのです。

 

 

なので、もし留年をして内定を取り消された場合、次の年の新卒採用に応募するためには、前期を休学して後期で卒業要件単位を取得しなければなりません。

 

 

僕も、内定を取り消された場合は、そうしようと思っていました。

 

 

しかし、入社時期を送らせてくれるとなると、秋に卒業することができます。

 

 

 

 

 

このメールに対して、人事の方からすぐに返信が来ました。

 

 

「9月に卒業という場合は、10月入社が可能です。」

 

 

 

 

 

友達はこのメールをみた時点で、「え、大丈夫じゃん。やったじゃん。」と言っていました。

 

 

しかし、安心したといってもそれは気休めでしかありません。

 

 

確かに入社時期を送らせて対応可能とは書いてあります。

 

 

でも、内定を取り消されないことが確定したわけではありません。

 

 

日本に戻って話し合ったときに内定取り消しを伝えられるかもしれません。

 

 

なので、まだ不安はいっぱいです。

 

 

 

それでも、やはりこの時点で内定取り消しが決まらなかったことで、僕は少し安堵しました。

 

 

 

つづく。

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お久しぶりです。しいたけ酎ハイです。

どうも。しいたけ酎ハイです。

 

 

 

 

お久しぶりです。

 

約4ヶ月ぶりですね。

 

 

 

本当に申し訳ございませんでした。

 

ブログ書かなきゃ書かなきゃ、と思いながらも中々更新できず…

 

というより色々あって更新する気力が出なかったというか…

 

 

 

本当に色々ありすぎて。

 

 

 

まあ、なので記事を書くためのネタは沢山あるんですが

 

間が空きすぎてどこから手をつければいいのやら(汗)

 

 

 

 

 

取り敢えず、僕が今どこにいるのかといいますと

 

 

 

 

 

 


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東京にいます。

 

 

吉祥寺のカフェでこの記事を書いています。

 

 

 

前回の記事で僕はボリビアにいたと思うのですが、無事帰国いたしました。

 

 

 

ただいま。日本。

 

 

 

 

 

 

では、現在僕は何をしているのか。

 

 

留年が確定してから今まで何をしていたのか。

 

 

気になるのはそこですよね。

 

 

一度、ざっくりと説明します。

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、2回目の大学四年生を送っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、大学に通いつつ新入社員として働いていました。

 

 

 

 

 

 

そして、ついさっきその仕事を辞めました。

 

 

 

 

 

 

...皆さん、ついてこれていますか?

 

 

 

仕事、というのはアルバイトではありません。

 

 

 

 

いや、アルバイトって言えばアルバイトなんですが…

 

 

 

一応、新入社員として働いていました。

 

 

 

どういうことかわかりませんよね。

 

 

もっと詳しく説明しないとですよね。

 

 

 

留年が決まってから僕はどうしてたのか

卒業旅行はどうなったのか

内定はどうなったのか

働いていたとはどういうことか

そしてその仕事を辞めたとはどういうことか...

 

 

 

書かなければいけないことがいっぱいです。

 

 

 

とりあえず、次の記事で前回の記事の続きから書いていこうと思います。

 

 

 

 

これからまたblog更新の頻度を上げていきます。

 

遅くとも2日に一回くらいは更新しようと思っていますので、宜しくお願いします。

 

 

 

今年ももうすぐm-1グランプリ1回戦が始まりますね。

 

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【大学四年生】卒業旅行中に留年しそうです。~卒業発表~【内定持ち】

どうも。しいたけ酎ハイです。

 

今回はこちらの記事の続きです。

 

 

 

 

 


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昨日、遂に大学から卒業発表がありました。

 

 

 

僕はその時、ボリビアのオルーロのホステルにいました。

 

ホステルのWi-Fiを繋いだとき、日本にいる大学の友達たちから一斉にLINEが来ました。

グループLINEで「みんな卒業できた?」と。

 

僕の周りの友達は、無事全員卒業できたようです。

 

「卒業おめでとうございます。」と表示された大学ホームページの画面をスクショしてグループLINEに貼る友達たち。

 


僕は内心こう思いました。

 

 

 

「なんでだよ。」

 

 

 

1人くらい留年してほしかった。

 

そうすれば少しは気が楽になれたかもしれないのに。

 

 

みんなに見捨てられた気分になりました。

 

みんななにも悪いことをしていないのに。

 

日本から地球の裏側に来てまで自分の黒くて嫌な部分が出ていることに呆れ、とても辛い気分になりました。

 

 

 

 

そして、自分達も確認することに。

 

まずは僕と一緒に旅行をしている友達が先に確認。

 

 

結果は無事卒業。

 

 

まあその友達は優等生で、一年生のときからずっとフル単、大学で一番難しいゼミに所属している奴なので当たり前の結果。

 

それでもやっぱり辛い。

 

 

 

 

そして遂に、僕が確認することに。

 

大学のホームページで卒業認定者の学籍番号の中から僕の番号があるか確認。

 

Wi-Fiが弱くて中々ホームページに繋がらない。

 

一緒にいる友達は、僕が留年するであろうことは既に言ってあるので、二人でソワソワ。

 

 

違う。

 

 

友達はスマホを構えて動画を撮りながらワクワク。

 

いやでもこれは友達の性格が悪いわけではないんです。

 

僕がそうしてくれと頼んだんです。

 

 

心配される方が辛いから。

 

 

むしろいじってくれた方が全然楽だから。

 

心友達はずっと心配してくれていたと思います。

 

 

 

 

三分経ってやっと繋がる。

 

 

 

 

自分の学籍番号を入力。

 

 

 

 

結果は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕の番号はありませんでした。

 

 

 

 

 

番号を間違えたかもしれないともう一度確認。

 

 

が、やはり僕の番号はありませんでした。

 

 


ボリビアのオルーロの現地時間で、2019年3月4日(月)23:50。

 

 

僕の留年が確定しました。

 

 

 

 

涙は出ませんでした。

 

 

何故出なかったのかはわかりません。

 

 

留年が確定したことはすぐに親にLINE電話で伝えました。

 

 

他のみんなにも。

 

 

 

 

内定先の企業にも、メールを送りました。

 

留年の報告。

 

そして謝罪。

 

ボリビアにいるので、電話、訪問をすぐにすることができないこと。

 

帰国が13日になるので、それ以降で伺わせて頂けないかということ。

 

まだ返信は来ていません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先程、ウユニに到着しました。

 

現地時間で現在23:57。

 

 

明日、遂にウユニ塩湖に行ってきます。

 

 

 

僕の人生で唯一本気で叶えたいと思った夢。

 

 

 

それが叶ったとき、一体何があるのか。

 

 

 

 

 

 

【大学四年生】卒業旅行中に留年しそうです。【内定持ち】

どうも。しいたけ酎ハイです。

 

 


なかなか更新できずにすみません。

 

 

実は今、僕は日本にいません。

 

この時期に大学四年生が日本にいないということは…

 

 



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そうです。
卒業旅行に来ています。

 

 


留年するのに卒業旅行。
矛盾していますよね。

 

僕も最初は躊躇しました。

留年するのに卒業旅行に行くなんて人としてどうなのか。

 

なにより、僕が留年することで親は更に約60万円という大金を払うのにも関わらず、当の本人は海外旅行なんて行っていいのか。

 

 

しかし、周りの人たちは言ってくれました。

「行ってこい。」と。

 

両親も、人生一度きりなのだから行ってきなさいと言ってくれました。

 

両親には感謝しかありません。

 

 

では、僕が今どこにいるかというと…

 

ここです。



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そう。南米のペルーにいます。

写真は昨日行ってきたマチュピチュです。





 

今まで僕は将来の夢や目標がありませんでした。

 

しかし、そんな僕にも高校生の頃からの唯一の夢があります。

 

 

 

それはウユニ塩湖に行くことです。

 

 

僕が高校生の時、ウユニ塩湖は日本では旅行先として人気になり始めのときでした。

 

そんなときに、ある書店で一冊の本に出会いました。

 

それがこの本です。




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(年季が入っていて少しボロくてすみません…。)

 

この表紙を見たとき、電撃が走りました。

 

絶対にここに行きたいと思いました。

 

 

それから今までの間、友達や知り合いに夢について聞かれたとき、必ず「ウユニ塩湖に行くこと」と答えてきました。

 

勿論両親にも。

 

就活の面接で夢を聞かれたときも同じように答えました。

 

 

僕の人生で唯一本気で叶えたいと思った夢。

 

今、その夢を叶えるための旅行をしています。

 

現在、ペルーのクスコは3月3日の14:30。

 

今夜、夜光バスでウユニのある国ボリビアの首都ラパスへ出発します。

 

 

 

そして、留年の発表まで残り2日。

 

予定だと、ウユニで卒業か留年かが学校から発表されます。

 

この旅行で何かが変わるのか…。

 

そんな淡い期待を胸に、夢叶えに行ってきます。


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今日偶然クスコで大規模な水掛祭りをやっています。

 

スプレーの泡とみずて水鉄砲、水風船でびしょ濡れです。

 

カメラ壊れそう。

 

 

 

 

【大学四年生】留年がほぼ確定したことを周りの人(両親・親戚・彼女・友達)に伝えたときの話【内定持ち】

どうも。しいたけ酎ハイです。

 

 

留年しそうなこと、留年してしまったことを周りの人に伝えるのはとても勇気がいりますよね。

 

どんな反応をされるかわからない。

 

怖くてなかなか人に言うことができない。

 

わかります。

 

 

僕は今大学四年生です。

 

去年の6月に内定を貰い、就職先も無事そこで決めました。

 

あとはゼミと2つの授業の単位を取り、今年の3月に卒業するだけでした。

 

 

卒業するはずでした。

 

 

しかし、1月にあった最後の期末試験を白紙で提出して留年がほぼ確定してしまいました。

 

詳しくはこちらの記事をご覧下さい。

 

今回は、僕自身が実際に留年が確定したことを周りの人たちに伝えた時の反応を書こうと思います。

 

 

 

・両親

 

やはり家族には真っ先に伝えるべきです。

 

怒られるかもしれませんが、それは自業自得なので覚悟を決めましょう。

 

むしろ留年のことをいつまでも言わずに隠し続ける方が気持ち的にも体力的にも1億倍辛いです。

 

それに、いつまでも隠し通すことは不可能です。

 

いつかは絶対にバレることなので、早めに相談しましょう。

 

 

僕も両親には留年がほぼ確定したその日に直接話しました。

 

そして肝心の両親の反応はというと…

 

 

怒られませんでした。

 

 

その時の詳細をこちらの記事で生々しく書いているので是非ご覧下さい。

 

 

 

 

・親戚

 

やはりお世話になっている人にはちゃんと伝えるべきです。

 

僕の親戚はとても仲がよく、小さい頃からお世話になっているので自分からみんなに伝えました。

 

そして、親戚たちの反応は…

 

 

そんなことで落ち込むな!

 

 

って感じでした(いや落ち込むわ)

 

みんな、人生山あり谷ありだ!しゃーないしゃーない!って感じでした。

 

 

やはり、親族というのはいつでも味方をしてくれます。

 

怒られるかもしれませんが、正直にちゃんと伝えましょう。

 

親戚の話も記事にしていますので、是非ご覧下さい。

 

 

 

・彼女

 

恋人に伝えるのは、家族に伝えるのとは違った緊張感というか、恐怖があります。

 

別れることになったらどうしよう…。

 

心配をかけてしまう…。

 

 

僕にも一個上の彼女がいます。

 

彼女にもすぐに電話で伝えました。

 

そのあと会ってこれからのことについて話し合いました。

 

そして僕が今現在彼女とどういう状況なのかというと…

 

結論から言うと

 

 

別れませんでした。

 

 

結果的に今も彼女とは別れずに付き合っています。

 

彼女との話はとても詳しく記事にしていますので、是非ご覧下さい。

 

 

 

 

・友達

 

留年することを友達に話すのは、家族や彼女に話す時とは違い、恐怖ではなく恥ずかしいという気持ちが大きいです。

 

影で馬鹿にされるのではないか…。

 

軽蔑の目で見られるのではないか…。

 

などと思うかもしれません。

 

 

でもね、はっきり言います。

 

 

そんな友達はもはや友達じゃねぇ!

 

 

というのも、僕は仲いい友達にはほぼ全員に留年するだろうということを言いました。

 

すぐに言っちゃいたかったから。

  

 

そして、友達たちの反応はほぼみんな一緒でした。

 

 

「ウケるwww」

 

 

いや、そんなもんなんです。

 

あなたが思っている以上に、人は他人の留年のことなどどうも思っていません。

 

興味がないんです。

 

 

言っておきますが、僕は別にムードメーカーでもありませんし、いじられキャラでもありません。

 

根暗でめっちゃめんどくさいキャラです。

 

それでも、友達たちは全然心配とかするそぶりなど見せず、めちゃくちゃいじってきます。

 

恐らく友達の優しさなんだと思います。

 

僕に気を遣っていじってくれているのだと思います。

 

実際僕もめちゃくちゃ気持ちが楽になりました。

 

変に心配されるよりも全然いいです。

 

 

もしいじられるのが嫌だと思っているのならこの言葉をいいます。

 

 

わがまま言うな!自業自得じゃ!

 

 

 

あえて厳しく言いますが、そりゃ自分のせいで留年してるんだから少しは辛い思いしないと。

 

もし友達のことを本当に大切だと思っているのなら、隠さずにちゃんと自分から言いましょう。

 

友達側からしても、隠されると触れていいのかわからずに、どう接すればいいのか困ります。

 

留年した自分が悪いのだから、それを隠して友達に心配をかけるんじゃねぇ。

 

 

 

って僕が言えたことじゃないんですけど…

 

 

 

・留年することを言えなかった人たちもいます

 

ここまで散々偉そうに語ってきましたが、留年することを未だに言えていない、というか元から言うつもりがない人たちもいます。

 

それは、

 

  ・バイトの人

  ・そこまで仲良くない友達

 

です。

 

そこまで仲良くない友達はまあ説明しないでもいいでしょう。

 

言う必要がないので。

 

 

 

 

では、なぜバイトの人たちに留年したことを伝えていないのかというと、

 

 

辞めるからです。

 

 

元々バイトの人たちには、就職するので辞めるということを前々から伝えていました。

 

バイトの人たちは優しい人たちばかりで、辞める僕のために送別会まで開いてくれて、プレゼントも貰いました。

 

それなのに直前で「留年することになりました」とは言えませんでした…。

 

 

プレゼントまで貰ったんですよ?

 

「社会人になっても頑張ってください!」って。

 

 

流石に言えないでしょ。

 

 

まあでもそのバイトの人たちとは仲は良かったものの、プライベートで遊ぶほどの仲ではなかったので、そこまで仲良くない友達に分類されるのかも…(最低か)。

 

 

はぁ、また新しいバイト探さないと…。

 

ただひとつ気をつけないといけないことは、新しいバイト先でばったり前のバイトの人と鉢合わせてしまうこと。

 

それだけは避けなければ。

 

なので、前のバイトとはある程度離れた場所で探そうと思います(小心者)。

 

 

 

・まとめ

 

以上が、僕が留年がほぼ確定したことを周りの人たちに伝えた時の話です。

 

勿論みんなが僕のようになるわけではありませんし、人それぞれ反応は違うと思います。

 

それでも、留年することになったら周りの人、特にお世話になっている人にはすぐに言いましょう。

 

誰かに言うことで気持ちも楽になりますし、これからどうしていくかなどについて話し合うことや、アドバイスを貰えることもあります。

 

一番駄目なのは隠し通そうとすることです。

 

自分にとっても他人にとってもマイナスしかありません。 

 

留年は確かに世間的にも良くないことかもしれませんが、留年するのはあなただけではありません。

 

毎年世界でどれくらいの人が留年するのかは知りませんが、少なくてもここに一人います。

 

なので一人で悩まずに、誰かに留年することを話しましょう。

 

 

もしそれでも辛くなったら、僕の記事を読んで下さい。

 

きっと「あ、私以外にもこんな駄目人間いるんだ!」と少しは気が楽になるのではないかと思います。

 

 

 

 

留年確定まで残り7日

 

【大学四年生】僕が留年することを彼女に伝えた時の話~後編~【内定持ち】

どうも。しいたけ酎ハイです。

 

今回はこの前の記事の続きです。

 

 

僕が彼女に電話で留年がほぼ確定したことを伝え、しかし結局別れを切り出せなかったあの日から2週間後、初めて直接会ったときの話です。

 

 

 

・僕も気まずかったが、彼女も気まずそうだった

 

電話した日から2週間後の土曜日に彼女と会いました。

 

元々その日は久しぶりに遊べるということで、プラネタリウムや映画など、どこに行くか前から色々LINEでやりとりをしていました。

 

しかし、留年のことについてちゃんと話し合い謝りたかった僕は、というか楽しくデートをしようという気持ちに全くなれなかった僕は、どこかカフェなどでゆっくりしようと言いました。

 

それでも彼女は普通に遊びたかったようですが、結局彼女の行きたい下北沢のカフェに行くことになりました。

 

まあ、本当はド○ールやコ○ダ珈琲など、有名チェーンのカフェやファミレスがよかったのですが。

 

下北沢の小洒落たカフェで留年しそうなことを話すの嫌だったんです。

 

周りの目が気になるから。

 

そういうお店って比較的静かな空間だし、こじんまりしてるから周りの人たちに留年の話を聞かれてそうで嫌だったんです。

 

もっとガヤガヤした安っぽいチェーン店のほうが周りの目を気にせずに話せるかなと。

 

でも流ただでさえ留年のことで気を遣わせてしまっていて、そのせいで一緒に行くはずだった卒業旅行も急遽無くなってしまったのに、さらに久しぶりのデートをチェーン店にしようとはさすがに言えませんでした。

 

別にさすがでもなんでもありませんが。

 

 

当日は14時に下北沢駅で待ち合わせをしました。

 

改札を出たところで待つ彼女を見て、なんと声をかければいいのかわかりませんでした。

 

彼女は僕に気づくと、なんというか気まずいというか、苦笑いをしていました。

 

「すごい落ち込んでるじゃん(笑)。」

 

どうやら僕から物凄い負のオーラが出ているようでした。

 

僕は申し訳ない気持ちやら、恥ずかしい気持ちやら、なんと言えばいいのかわからず「ごめんなさい。」としかしら言えませんでした。

 

彼女はやっぱり笑っていましたが、あれは恐らく僕に気を使っての笑いだと思います。

 

 

 

・いきなり微妙な雰囲気に…

 

カフェに着くとそこは、内装はアジアンテイストで、炬燵の席や、ハンモックの席などがあり、いかにも下北沢らしい小洒落たカフェでした。

 

店内を見渡すとお客さんは9割が女性で、小さい子供を連れた若いママグループや女子大生などがガールズトークに華を咲かせていました。

 

僕はそういうなんかきらきらしたような、可愛らしいと言いますか、いかにも女性が好きそうな感じの空間が物凄く苦手で、少し息苦しくなりました。

 

彼女は予約をしていたようで、店長と思われるヒッピーファッションの中年男性店員に「二人で予約していた○○です。」と言いました。

 

すると、「さっき開店したんですけどテーブル席全部埋まっちゃいまして、カウンターでいいですか?」と言われました。

 

 

僕と彼女二人とも「えっ?」となりました。

 

いやいや、それじゃ予約の意味ないだろ。

 

ちゃんと時刻通りに来てるのになぜ席を取っておかずに予約していない客を入れるんだ…。

 

しかもまだ開店時刻から15分だぞ…

 

それにカウンターじゃ店員さんの真ん前だし、ただでさえ聞かれたくない話をしようとしてるのに話しにくいやん…。

 

まあ小心者なので声には出せませんが。

 

結局最初はカウンター席で、空いたらテーブルに移動するということになりました。

 

 

席に着くとメニューを渡され、僕は名物らしいバナナシェイクを、彼女はホットコーヒーと季節のケーキを頼もうとしました。

 

すると先程の店長が、「あの、お料理の予約ということで承っているんですけど…。」と言ってきました。

 

彼女は「え?そうなんですか…?」と困惑していました。

 

元々話し合うためにカフェにしたのだから、料理を食べるつもりはないんだけど…。

 

てか、そもそも予約したのに席を取っといてもいないのによくそんなこと言えるなおい。

 

 

まあそんなことは勿論言えず、お昼はお互い食べてきちゃったしどうしよう…と二人でランチメニューを見ていると、店長が「もし食べてきちゃったということならば、ドリンク1人2杯以上頼むというのであれば…」と言ってきました。

 

仕方なくそれで了承し、バナナシェイク、ホットコーヒー、季節のケーキを注文したところで、座敷の二人用のテーブル席が空いたのでそっちに移動しました。

 

ただでさえ留年についてなんて話しづらいのに、いきなり最初から微妙な空気になり、更に話しづらくなってしまいました。

 

 

 

・彼女の本音

 

取り敢えず最初は世間話をしました。

 

彼女の最近の仕事のことや、転職活動についてなど、主に彼女の話をしました。

 

彼女もやはり色々と大変なようでした。

 

 

しかし、やはりすぐに僕の留年の話になりました。

 

当たり前ですが彼女もその話を僕がするのを待っているようでした。

 

隣の席と距離がとても近かったので、正直話したくありませんでした。  

 

彼女を前にしてもなお周りを気にする自分の情けなさといったら…。

 

前回の電話で話したことを、もう一度全部話しました。

 

試験の日程を間違えてノー勉で期末試験を受けたこと。

成績の7割分の期末試験を白紙で提出したこと。

成績の6割を取れないと落単であること。

試験が終わってすぐに教授に謝りに行き、救済措置を求めたが門前払いをされたこと。

反省文も受け取ってもらえなかったこと。

 

 

僕の話を全て聞いたあと、彼女の反応はこうでした。

 

 

 

「まあしょーがない。」

 

 

 

とてもあっさりしていました。

 

僕は正直、拍子抜けしてしまいました。

 

え?彼氏が留年だよ?

 

いいの?

 

そして次に彼女の口から出た言葉。

 

 

 

「てか、正直そんなに深刻に受け止めてないわ(笑)。」

 

 

 

・自分が思っている以上に人は他人の留年に興味がない

 

彼女はさらっと言いました。

 

 

「いや、これから私も転職活動始めるしさ、お互い大変じゃん?だから一緒に頑張ろう(笑)。」

 

 

僕はこのとき思いました。

 

 

 

自分が思っているよりも人は他人の留年に興味がない。

 

 

 

いやこれは彼女が冷たいだとか、そういう意味で言っているわけでは決してありません。

 

というかむしろその逆で、彼女は優しさでこのように言ってくれたのだと思います。

 

落ち込んでいる僕を励ますために、気落ちさせないために気を遣って言ってくれたのだと思います。

 

もし逆の立場で、彼女が留年していたとしても、間違い無く僕は同じように言うでしょう。

 

 

しかし、先程の言葉の「深刻に受け止めていない」というのは恐らくほぼ本音です。

 

僕の友達にも二人留年した人がいますが、いじって終わりでした。

 

てかそれでいいんです。

 

深刻に受け止めないで。

 

 

実際僕も彼女の言葉を聞いて、めちゃくちゃ安心しました。

 

よかった、て。

 

それで終わりか、て

 

お前人様に迷惑かけといてなに言っとんねん、と言われるかもしれません。

 

いや勿論本人は深刻に受け止めてないといけないのはわかっています。

 

受け止めないといけないといいますか、受け止めないやつは倫理的に間違っているといいますか。

 

でも彼女の言葉を聞いて僕はとても楽になれました。 

 

 

僕は「うん。ありがとう。」と言いました。

 

僕はホッとしたと同時に、留年の話はこれで終わりだと思っていました

 

そのあとはまた世間話に戻りました。

 

僕はホッとしたと同時に、留年の話はこれで終わりだと思っていました。

 

しかし、そうではありませんでした。

 

 

 

 

・結局言わなかった

 

カフェを出よう、となったときに彼女がこう言いました。

 

 

「あのさ。」

 

「ん?どうしたの?」

 

「こないだの電話のとき最後なんか言おうとしてなかった?」

 

 

僕はドキッとしました。

 

彼女に別れを切り出そうとして、できなかったこと。

 

今日直接彼女に別れようと言おうと思っていたこと。

 

 

しかし、そのとき僕は、別れようという気持ちは既に無くなっていました。

 

僕はこう言いました。

 

 

「え?そうだっけ?」

 

 

しらばっくれました。 

 

糞ダサイでしょ?

 

「実は別れを切り出そうと思ってたが、今日話していてその気持ちは無くなった。」

 

とは言えませんでした。

 

「なんか最後言おうとしてやめたじゃん。」

 

「そうだっけ?」

 

「覚えてないの?」

 

元々彼女の為を思って別れようとしていたはずなのに、結局僕は自分のことしか考えられない人間だったようです。

 

まあ知ってたけど。

 

結局別れるつもりなど端から無かったようです。

 

まあ知ってたけど。

 

彼女はあまり納得できていないようでしたが、「ならいいや。」と言ってその話しは終わりました。

 

結局その日はそのあと下北沢で飲み歩きをしたり、カラオケに行ったりと普通に夜まで遊びました。

 

留年のことはずっと頭にはありますが、それでも久々に楽しい時間を過ごせました。

 

やっぱり僕は別れたくないんだなぁ、と思いました。

 

しかし、帰るときに彼女がこういいました。

 

 

 

今日別れようって言われるかと思った。」

 

 

 

・彼女には見透かされていた

 

彼女はやっぱりわかっていました。

 

見透かされていました。

 

僕は何と言えばいいのかわからず、

 

 

「うん。別れようって言おうかと思ってた。」

 

 

と言いました。

 

 

「やっぱり。そんな感じしたもん。」

 

「ごめん。」

 

「なんで謝るの。」

 

 

僕はただ俯くしかありませんでした。

 

 

「まあさっきも言った通りそんなに気にすることでもないしさ、お互い就活頑張ろう。」

 

 

彼女は軽い感じで言いました。

 

しかし、彼女が本当はどういう気持ちなのか、僕にはわかりませんでした。

 

 

 

・まとめ

以上が、僕が留年がほぼ確定したことを彼女に伝えた時の話です。

 

あのとき彼女は、本当は僕が別れを切り出すのを待っていたのではないか?

 

そんなことを、思ってしまいます。

 

 

しかし、結局今も別れずに続いています。

 

でも正直僕はこれでよかったと思っています。

 

いや、わかんないです。

 

彼女にとってはよくないかもしれません。

 

 

これからどうなるかわかりませんが、何かあったらまた書こうと思います。

 

 

 

留年確定まで残り7日