【大学四年生】僕が留年することを彼女に伝えたときの話~前編~【内定持ち】
どうも。しいたけ酎ハイです。
先日、内定先のアルバイトに行ってきたんですが、どんなモチベーションで望めばいいのかわからなかったです。
いや、もちろん真面目に全力で取り組みましたけど、なんというか常に留年するということが頭にあるので、集中できなかったといいますか。
あ、内定先には留年しそうであることはまだ言ってないです。
学校から卒業か留年かを発表されるのは三月の頭なんですけど、それより先に言っちゃったほうがいいんですかね?
実際に学校からちゃんと発表されて確定するまで言っても意味がない気がすると言うか、むしろ内定先に無駄に迷惑をかけてしまうんじゃないかって思いまして。
でも早めに言った方が内定先の企業も早くから対応できるかもしれないし、どうしたらいいか指示をもらえるかもしれないし、自分的には言っていいならすぐにでも言いたいんですが…。
学校から実際に留年通知が来るまで待った方がいいのか、それともすぐにでも言った方がいいのか、どなたか教えて頂きたいです。
なぜ学校から留年通知が来る前にも関わらず、僕の留年がほぼ確定しているのかはこちらの記事をご覧下さい。
さて、前置きが長くなりましたが、今回は、僕が留年するということを彼女に伝えたときの話を書こうと思います。
今まで、両親、親戚に伝えたときの話を記事にしてきました。
今回は僕が周りの人に留年することを伝えたときの話を書く最後の記事になります。
正直、この話を記事にするかどうかは物凄く迷いました。
自分的にもあまり書きたくはない話ですし、この話を書いたところで果たして意味があるのかどうかと思いました。
それでもやはり、このブログは大学四年生(内定持ち)の僕が留年するまでの記録を赤裸々に書いていくというテーマで始めたものですし、同じような境遇の人たちがこのブログを読んで、自分も頑張ろうというか、少しでもそのような人たちの心の支えになればいいという思いで始めたものなので、やはり書かないわけにはいかないと思い書くことにしました。
・彼女との馴れ初め
僕には大学2年生のときから付き合っている彼女がいます。
年は1個上です。
大学は違うのですが、僕が大学一年生のときに始めた居酒屋のアルバイトで知り合いました。
お互いオープニングスタッフとして始めたのですが、僕はキッチンで彼女はホールだったので、はじめの頃はあまり話すことはありませんでした。
というよりも、僕はあまりにも人見知りなので黙っていることが多いのですが、彼女からしたらそれが話しかけるなオーラを出していたように見えたそうです。
僕としてはそんなオーラは出しているつもりは全くないのですが、周りからはよく黙っていることが多くて怖いと言われます…。
しょうがないじゃないですか…。
人見知りなんだから…。
コミュ障なんだから…。
転機は、バイトの懇親会を兼ねたカラオケ大会でした。
彼女の選曲が僕のドストライクでした。
東京事変とかJUDY&MARYとか…。
なんといいますか、この辺の女性ボーカルのロックバンドの曲カラオケで歌う女の人って、いいですよね。(聞いてない)
それから色々話していくうちに、音楽の趣味が合って音楽フェスに行ったり(二人ともcity-popと呼ばれる音楽が好きです。最近だと車のcmに曲を使われたsuchmosやnulbarichなどが少し有名になってきましたね。)、お酒が好きなのではしご酒したり、少しずつ仲良くなり、なんやかんやあって付き合いました。
年は1個上なので現在は就職していて、社会人1年目です。
・自分が心底嫌いです。
彼女にはLINEや電話ではなく、会って直接伝えなければと思いました。
しかし、社会人1年目として働く彼女は仕事が忙しく、月に1,2回しか会うことができませんでした。
次に会う予定だったのは、留年がほぼ確定した日から約二週間後でした。
本当は直接伝えるべきなのですが、早く言わなければいけないと思い、仕方なくLINEで「留年するかも」と送りました。
すると彼女から、「電話できる?」と返信が来ました。
彼女から電話をしようというLINEが来るのはこれが初めてでした。
というか、普段彼女と電話をすることは全く無く、待ち合わせなどの軽い電話ではなくてちゃんとした電話をするのは、二年以上付き合ってきてこれが初めてでした。
初めての電話がこんな悲しい内容のものになるとは思ってもいませんでした。
しかし、その日は都合がつかず、次の日は予定がなく彼女も仕事が休みだったので、次の日に電話をするということになりました。
電話をするまで、その日はLINEの返信をすることができませんでした。
このとき僕は、彼女と別れようと思っていました。
実は彼女は、勤めている会社の仕事が自分に合っていないと思い、今年から、今の仕事をしながら転職活動を始めることになっていました。
その話は去年から聞いており、今年は僕も社会人1年目として働き始めるはずだったので、二人にとって大変な一年になるという話を前からしていました。
しかし、そんな矢先に僕が留年してしまうとなると、ただでさえ仕事と転職活動をで大変なのに、さらに彼女にとって負担となり、迷惑をかけてしまう思いました。
それならば、彼女の為にも別れるべきだと思いました。
…嘘です。
本当は、別れたくないです。
ただ、留年ということを彼女に心配されながら付き合い続けるのが嫌だっただけです。
また、彼女から別れを告げられるのが怖かったんです。
彼女の為を思ってという綺麗事を並べて、自分のしょうもないちっぽけなプライドを傷付けまいとしていただけです。
なんの意味もないのに。
完全なる自業自得なのに。
こんなときでさえ、自己防衛にはしる自分が心底嫌いです。
・人生で一番かけるのが憂鬱な電話だった
次の日の昼に、電話をかけました。
呼び出し音が鳴っているとき、胸がはち切れそうでした。
このまま電話にでないでくれと思いました。
「大丈夫?」
彼女の声からは、電話越しでもとても心配してくれていることがわかりました。
彼女の声を聞いたら、申し訳ない気持ちと、辛い気持ちが一気に込み上げてきて、この世から消え去りたくなりました。
僕は震える声で謝りました。
「本当にごめん。」
「ううん。今どういう状況なの?留年が決まったわけではないんでしょ?」
僕にとても気を遣ってくれているようでしたが、やはり困惑しているようでした。
僕は、期末試験の日程を間違えて、試験を白紙で提出したことなど、事の経緯を一から説明しました。
話してる間、彼女はただ相づちを打って聞いていました。
話をし終わると、彼女は「そっか…」と言って黙りました。
なんと言えばいいのかわからないようでした。
僕は「ごめん。」としか言えず、暫くの間沈黙が続きました。
僕は別れを切り出そうとしました。
「あのさ、○○(彼女)も今年から転職活動を本格的にはじめるし、忙しくなるよね。」
「うん。」
「それなのにさ、俺が留年ってなると○○にもすごい迷惑かけるし負担にると思う。」
「ううん。大丈夫。」
「だからさ、その…」
「うん。」
「…。」
「どうしたの?」
「…ごめん。なんでもない。」
言えませんでした。
どうしても言えませんでした。
やっぱり別れたくないんです。
ヘタレなんです。
「どうしたの?大丈夫?」
彼女はとても心配そうでした。
もしかすると僕が別れを切り出そうとしていることがなんとなくわかっていたのかもしれません。
「いや、大丈夫。」
「本当に?」
「うん。」
「わかった。」
「だからさ、来月の卒業旅行(温泉旅行)も行けないと思う…。ごめん。」
「うん。大丈夫。」
「とりあえず再来週会うときにまた話し合おう。」
「わかった。あまり思い詰めすぎないでね。」
「うん。ありがとう。」
結局その日は最後まで別れを切り出すことはできませんでした。
でも、電話が終わったとき、僕は内心ほっとしていました。
別れなくてすんだ。
別れようって言われなかった。
そんな思いで僕は安堵していました。
彼女の負担とならないために別れようと思っていたはずなのに。
結局僕は自分のことしか考えていませんでした。
続きます。
留年確定まで残り15日